ゴシップガール シーズン2 第25話より:

what it takes
(物事の達成、成功に)必要な資質、要求される能力


ブレアの卒業に際し、新たな女王候補と(勝手に)目されているジェニーは
新女王を勝ち取る勝負として、誰よりも強烈なゴシップを見つけねばならない。

そしてジェニーはブレアのあるネタを掴む。

彼女は自分がそれを使うかどうかは決めかねたまま、
事前にブレアに事の真偽を確かめようとするが
バレては困るネタを知られたブレアは、怒りにまかせてジェニーを罵倒してしまう。

Blair, wake up. You’re not queen anymore.
ブレア、目を覚まして。あなたはもう女王じゃない。(ジェニー)

You haven’t been for a while.
しばらく前から。(ジェニー)

And you’re not going to be either if you tell anyone what you know.
あなたも女王にはなれない、例えそのネタを使ったってね。(ブレア)

I’m sorry I wasted my time on you.
私に無駄な時間を使わせないでよ。(ブレア)

You don’t have what it takes. You never did.
あなたには女王の資質はない。あったためしがないのよ。(ブレア)


for a while 「しばらくの間」。

waste「(時間・お金等を)無駄に使う、浪費する」。

I’m sorry I wasted my time on you(あなたに無駄に時間を費やした私自身を気の毒に思う)
=「私に無駄な時間を使わせないで」。

そして what it takes は「(物事の達成、成功に)必要な資質、要求される能力」。

what it takes を直訳すると「それが(引き換えに)持っていくもの」、
この「それ」は達成したい目標・望む地位や成功を指しています。

ですから what it takes は「それらの成功や目標達成(と引き換え)に差し出す物」、
=「必要な資質、要求される能力」となります。

差し出せる物がなければ、望む物にはなれない、その資格を得られないというイメージで
まるで成功や目標を取引相手の人物に例えたような感じですね。

また他にも it takes を使った表現には、こんなのがあります。

that’s all it takes「それだけで十分(きっかけ、動機になり得る)」
it takes all sorts「世の中さまざま、色んな人がいるものだ」
whatever it takes「どんなことをしても、どんな犠牲を払っても」

そしてブレアによると You never did(あなたはそれを持った事がない)
=「資質があったためしがない」という解釈です。

ジェニーにとってはキツい一言ですが
ネタを用意するということは、やっぱり女王の地位に興味があるようですね。



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